ダマスクローズに関しては、

古くから語り継がれる、たくさんの記述があります。

高級ブランドの香水などにも広く使用されており、

また、女王クレオパトラやナポレオンの妻なども好んでいたそうです。

ダマスクローズの開花時期は、1年のうちで約20日間という

短い期間しかありません。そのなかで、収穫できるのは

早朝から太陽がのぼるまでの、ほんのわずかな時間。

太陽が出て気温が上がってくると、花が開いて閉じ込められていた

香気成分が漏れてしまうからです。

さらに、そんなダマスクローズからとれるローズオイルの量は、

約2,600本のダマスクローズからたったの1gと言われています。

大変希少なオイルであるために、とても高価で貴重なものとされています。

ロサミスティカの商品は、ダマスクローズの世界シェア30%を担う

生産地「トルコ」の原料を使用しています。なぜなら、

ブルガリア産ダマスクローズは、1,400年代のオスマントルコ時代に、

ブルガリアへ技術提供をしたことで栽培が始まったとされており、

ダマスクローズの原種はトルコ発祥だからです。

トルコとマリアとローズはとても密接な関係にあります。

マリアが晩年暮らした家は、トルコのエフェソス遺跡の近くにあり、

キリスト教（カトリック）のバチカンの公認した

聖地とされています。

ロサ・ミスティカ［ROSA MYSTICA］とは

ロレトの連祷にある聖母マリアの呼称の一つで、ラテン語で

「神秘のバラ」、「奇しきバラ」という意味になります。

私たちは、すべての女性に永遠と美しい聖母マリアのようで

あってほしい願いから、トルコ原産のダマスクローズを使用し、

ロサ・ミスティカを称号としました。

ダマスクローズの働きとは

トルコの農園での栽培と採取

香気成分の一種であるゲラニオールは、甘く穏やかな香りを持ち、抗菌作用や皮膚の弾力を回復させる作用があるといわれています。なお、ゲラニオールは体内に吸収されると汗腺から汗とともに放出されるため、毎日摂り続けることで、体の内側からダマスクローズの香りがほのかに香り、エチケットを気にする方から注目を集めています。

無農薬栽培で完全オーガニックのトルコの農園から採取されるダマスクローズを主原料としています。バラは、日が高くなると水分とともに芳香成分が蒸発し、雨が降っても香りが洗い流されてしまうほど、とてもデリケートです。バラの栽培は大変管理が難しいのですが、この農園ではきちんとした生産管理のもと、採取されています。

水蒸気蒸留法による抽出

ビーズワックス［蜜蝋］

植物材料を蒸留装置に入れ、熱して精油成分を気化させて集める方法。できるだけ短い抽出時間で香りのよい精油を摂ることが可能です。バラの精油は水蒸気蒸留法の中でも生産が難しく、高コストがかかるものですが、よりベストな抽出作業をすることで、品質のいい精油を採ることができます。

トルコ東部黒海に面した地方で取れる蜜蝋を使用し、野山の野生の花をとる蜂から収集しています。マツヤニなどの混入物がなくきれいな黄色をしています。ホホバオイルはペルー産オーガニックで、香りは当社のローズオットーを使用しています。